【2021年度版】東大航空宇宙2Aセメスターの授業メモ

学び

電気工学通論第一

  • 出席:なし
  • 成績評価:期末試験

電気回路について、高校の知識から出発し、オペアンプ・整流回路・トランジスタ・フリップフロップ・カルノー図などの大学の電気系で学ぶ基礎事項を扱います。今となっては講義内容はあまり覚えていないですね(笑)講義は淡々と流れていきますが、興味を持って受けると意外と奥深くて楽しかったです♪期末試験ではA4の手書きが持ち込みOKでしたし、過去問演習を積めば難なくクリアできるレベルです。

空気力学第一

  • 出席:なし
  • 成績評価:期末試験

航空機力学に次いで、これも航空宇宙らしい授業です。流体力学の中でも特に空気力学を概説する授業です。粘性・圧縮性の説明から始め、基礎方程式の導出、物体まわりの流れ、境界層、圧縮性流れなど広く浅く見ていきます。教科書は『空気力学入門』です。講義資料、教科書ともに航空宇宙での勉強(特に院試勉強)で多用しました。3年以降に流体力学の各分野を詳細に学ぶ前に、空気力学を俯瞰できるいい機会なので、眠気に負けず頑張って受講しましょう💪

数学1B

  • 出席:なし
  • 成績評価:期末試験

物工あたりの先生が、工学数学の視点から常微分方程式・ベクトル解析・変分法の3テーマについて学びます。数学が得意な人には退屈かもしれませんが、これから工学部で学ぶ上でみんなの足並みをそろえることを目標としている授業です。なので説明は懇切丁寧でめっちゃわかりやすかったです!常微分方程式は数力演習で嫌というほどやっていますが、級数解法やルジャンドル関数など、あまり深く扱わないテーマが学べたのは収穫でした。駒場時代に時間割の都合でベクトル解析を取れなかったので、数学1Bで学べて良かったです😊試験については、オンライン試験だったので、いまや参考にならないので書きません。

高速内燃機関

  • 出席:なし
  • 成績評価:期末試験+任意レポート

車に搭載されているガソリンエンジンやディーゼルエンジンの性能計算や燃焼現象、NOxやSOx低減のための技術、ジェットエンジンの構造と燃焼方式、水素を使った推進方式などを学びます。参考書は『最新内燃機関』です。早口でスライドベースなので、意識が飛ぶことも多々ありました(笑)今後システムコースに進む人も、推進コースに進む人も、知っておくべき基礎事項は沢山あって、院試でもちょくちょく活きてきたりするので、頑張って受けましょう!試験は持ち込み可で、持ち込み資料を頑張って作ればほぼそれをコピーする作業です。

基礎材料力学

  • 出席:なし
  • 成績評価:毎回の課題提出+期末試験

材料力学といえば航空宇宙の人はまず最初に参照する『基礎から学ぶ材料力学』の演習題を毎回解いて提出し、先生が次回の範囲の簡単な解説をペラペラしゃべって終わるゆる~い授業です。そのゆるさに身を任せて、その場限り的に課題に取り組んでいると、3年の構造系の授業や院試勉強で大変な思いをするので、しっかり理解することを心掛けましょう。自身の反省も込めてここに書いておきます…とはいえ、3年の授業で学びなおすのでも全然大丈夫なので、そんなに心配しなくて大丈夫です😌

期末試験は、一説によると1級建築士の試験問題を引用しているそうです。本当に難しいので、取れなくても落ち込む必要はないと思います。

宇宙工学入門

  • 出席:なし
  • 成績評価:期末試験

3人の先生が持ち回りでそれぞれの専門分野のイントロ的な授業をしてくれます。

  1. 宇宙ミッションの概略と人工衛星の軌道や姿勢について
  2. 固体・液体ロケット、電気推進について
  3. 地球観測、微小重力環境について

先生方も自分の専門分野について生き生きとお話になるので、聞いていて楽しかったです✨オムニバス形式の講義って広く浅く見識を深められるので楽しいですよね!ちなみに期末試験は、それぞれの先生が大問を1つずつ作る感じで、どれも過去問演習で対策可能でした。

以上航空宇宙工学科の2Aセメスターの授業をご紹介しました。決して楽ではないですが、航空宇宙を目指して入ってきた人なら楽しさを見つけて頑張れる授業ばかりだと思います。何事も最初が肝心です。皆さんの航空宇宙工学科での学びが充実したものになることを願っています!何かあればお気軽にコメントください🙏🏻

コメント

タイトルとURLをコピーしました